食べにゃんのグルメ日記

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【tonkatsu.jp 表参道】千差万別の豚種・メニュー! やっぱトンカツは脂身だ

tonkatsu.jp 表参道
■2021年12月11日
東京都港区北青山3-9-9 FNビル 1F
90点
■どろぶた リブロースかつ定食 3,990円 230g 
 
  その脂身の絶品さ。私的トンカツ店No.1候補。
 
 以前から食べログでマークしていて、写真から店内・料理の綺麗さが伝わり、行ってみたい店だった。土曜日の贅沢な夕飯として試してみることに。営業時間がSNSとHPと食べログで違っており迷ってしまったので、揃えてほしいな(当時)。
 
 明治神宮前駅から徒歩20分とかなり歩くが、クリスマス飾りの表参道は素敵な眺めで楽しめる。道中でも気になるおしゃれハンバーグ屋さんをみつけチェックもできてラッキーだった。
 
 
 
 
 
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 オープン時間の17時前に到着すると先客ゼロの店内から、黒いコートを来た愛想の良い男性が出迎えてくれた。どうやらオーナーさんらしい。
 店内は高級寿司屋のような和の美しさ。居るだけで気分がいい。
 カウンター7席のうち奥から2番目に着席すると、男性スタッフの料理説明が始まり驚き。5分以上ものあいだ豚の種類と特徴、現在提供できるメニューを説明してくれた。グルメの知識が増えていい体験だった。
 とんかつ用豚の飼育は突き詰めると「いかに脂身を持たせるか」に行き着くらしい。やはりみんな脂身大好き。
 

選べる豚種が類を見ない多さ

tonkatsu.jp 表参道 メニュー

tonkatsu.jp 表参道 メニュー
 カウンター前で料理姿が見られる。赤みが眩しい揚げる前の豚肉や、スタッフが大胆に切りさばく瞬間、たっぷり白い小麦粉にまぶす過程、これらを見られるのは上品な気分が味わえた。しかし厨房奥からスタッフ同士の話し声が聞こえたのが少し気になった。仕事中の雑談は控えてほしいタイプなんだ、私。
 
 卓上のメニュー表を開いて見ると驚いた。10種類近くの豚種に、それぞれロース・リブロースヒレなどに別れておりメニュー選びに迷ってしまうほど、過去最高メニュー数のトンカツ店。
長考の末「どろぶた リブロースかつ定食」を注文したあとも、メニュー表の詳細な品質説明書きを熟読していた。私は料理の仕事はしていないけど、素材のウンチクを知るのは面白い。
 
 
 

 やはりトンカツは「いかに脂身を味わうか」

【tonkatsu.jp 表参道】

【tonkatsu.jp 表参道】
 この記事を書いている今、写真で見返すだけで「美味しい」が蘇り伝わってくる。
 
 登場したトンカツの見た目は、事前にチェックした食べログの写真どおり、美しい赤みが染みたカツたちが綺麗に並んでいる。写真を何枚も連写したくなる見た目も過去最高の姿だ。
 
 キャベツを先に平らげる。健康のため、野菜から先に食べるのだ。この健康法があれば、脂身ふんだんのトンカツもへっちゃら。
 
 次にご飯だけ食べると、米が立っていて良いお米であることがわかる。ご飯屋さんに行ってお米が美味しいってそれだけで凄い幸せになれるんだよね。お米も高級な品種を使用してそうなのが嬉しい。
 

 豆腐のような脂身の歯ごたえ!

 そして期待通りシッカリ溶けるリブロースは、過去最高級のレベル。一部硬めの部分もあったが、値段に見合うクリームのような口溶けが至福。ソースと塩で味付けするが塩のほうが肉味が生きて美味しい。
 
 トンカツが減っていくのが名残惜しく、なるべくゆっくり噛んで味わって食べる。この溶けるトンカツの贅沢さで、私の脳が狂い、時間の進みが早くなっているかのようだ。
 
またご飯だけでも美味しいから、いやしくも元を取ろうと3杯いただいてしまった。本当に何杯でもいけるお米だ。
 
 
 完食したあと満足するほどの量だったのに、全く胃もたれしていないのは上質な油と肉の証、本当にいいものをいただいた高揚感が残った。
 
 会計は電子決済のみだという。それなら店にお知らせを出しておくべきでは? と思いながらPayPayで支払った。これから行く方は気おつけてね。領収書を客から言わないと出さないお店は好きじゃないのだが、このお店はきちんと出してくれたので好印象。
 

色とりどりトンカツメニューに何度も足を運びたい

 表参道という羨む立地、シンプルで洗練された店内、客を惑わす豚品種の多彩さ、私的No.1トンカツ店候補になるだろう。ただ値段も過去最高でめったに行けないのは悩みどころ。高所得層のグルメ好きに火が付けば一気に人気店になりそうな予感がする。
 次回来店したさいは、オーナーに脂がメインの品種と説明された「天城黒豚」を試したい。どんな脂身体験ができるか楽しみだ。