食べにゃんのグルメ日記

東京でグルメ巡りしてますにゃ

池袋【東京ラーメンショー 極み麺 】石神秀幸氏プロデュース第6弾

池袋 東京ラーメンショー 極み麺 
■2022年3月28日
醤油煮玉子ラーメン 1000円
60点
 
ノーマル醤油と相性が悪い自分に気づく
 
 会社定時帰りの池袋東口、久しぶりに石神秀幸氏プロデュース店に行った。その第六が新装オープンしていたからだ。個人的に石神秀幸氏プロデュースラーメンはこれまでも1-5弾も食べたが相性が悪い。

 

  やはり新しいものは飛びつきたくなってしまう。それはラーメンもファッションもスマホも一緒。久しぶりに中に入ると相変わらずの狭い空間にカウンター席が8つ。
 
当初は好きな味噌にする予定だったが、券売機でおすすめらしい塩と醤油につられた。健康のため塩分きにして醤油を選択することに。
 
 狭くてカウンターのみのザラーメン屋という感じの席でまつ。こういうラーメン店に女性は入りづらいだろうな。いつ見てもお客さん男ばっかりだし。
 
 
 

ラーメンは普通、煮玉子は素晴らしい

 
早い提供で現れたのは、真ん中に乗った四葉が印象的で、醤油の茶色味と表面に浮いた脂の光具合がザ醤油を感じさせた。
 

池袋 東京ラーメンショー 極み麺

池袋 東京ラーメンショー 極み麺
 ラーメンを口にした最初の印象は特になにも感じず、ただラーメンがあるだけだった。続けてネギや四葉、メンマと同時に食べてもまあ普通の味が通り過ぎだけ。チャーシューも薄っぺらく、その薄さに反した濃厚があるかと思えば味も食べごたえも弱い。
 
 消化試合のような様相になっていくなか、唯一善戦したのは煮玉子さん。味の濃さ、黄身の濃厚ととろけ具合、そして満足感がどれをとっても一級品だ。池袋煮玉子の中でも上位にくるクオリティで僕の記憶に爪痕を残してくれた。
 
f:id:tabe598:20220403132000j:plain
 
 スープを健康のため大半残して完食したが物足りない。
しかし今回食べたのは醤油で、本当は味噌が食べたかったのをオススメでつられてしまったのも良くなかった。好みの味噌を食べていっれば印象が変わったかもしれない。
 機会があったら味噌を食べてみようと思う。煮玉子は好みだし2つ食べようかな。
 
 相変わらず相性の悪い石神秀幸氏プロデュースラーメンだけでは満たせなかった食欲をスーパーの親子丼で満たそうと店をあとにした。
 

高田馬場【とん太】超有名とんかつ店はお味噌汁も必見

 

高田馬場 とん太

■2022年4月2日

東京都豊島区高田3-17-8

■90点

■特上ロースかつ定食 2,300円

 

高田馬場といえば

  • ひなた
  • なりくら
  • いちよし
  • とん太

などトンカツ名店が集う大好きな街

高田馬場 とん太

高田馬場 とん太

 

その高田馬場 トンカツ四天王のなかでも

食べログでも百名店に4年連続で選ばれ、評価も3.8と、最強の呼び声たかい「とん太」

去年から機会を伺っていてやっと行くことができた。

 

18:00頃にお店につくと6人待ちの列。予想していたよりは並んでいなかったのでホットした。コロナ禍対策で席数を減らしていて待ち時間は長くなっていると入口に張り紙もあったが、30分ほどで入ることができた。

 

高田馬場 とん太

年配女性スタッフさんに満員の店内の入口すぐのカウンター席に案内され、すぐ注文をきかれ「特上ロースかつ定食」を頼んだ。そういえば行列できる有名店なのに並んでいる時に注文取らないんだな、珍しいなとこの時思った。

 

 店内はカウンター席の他に畳の小上がり席があり、人形や陶器などが多数棚に並んでいた。なんだか小学生のころ田舎の祖父の家で寝泊まりした部屋を思い出した。

 それらを眺めて15分ほどまっていると、カウンター越しに念願のとん太トンカツがやってきた。初見の見た目は思っていたより普通の印象、大きなお皿にキャベツとレモン、そしてロースカツのシンプルな盛り合わせ。しかしそのおとなしい外見はトンカツのポテンシャルを隠しているかのようだった。

 

 やっぱり肉が溶けた、それは食パンのような消え方

高田馬場 とん太

高田馬場 とん太

まず何もつけずに頂く、、、、「!!」

柔らかい、いや柔らかすぎる。まるで食パンを食べているような感覚だ。

肉とは噛んで味わう、やや噛み切れない部分は噛み切る、という概念を壊すかのような口溶け。溶ける肉質であることは予想してはいたけど、期待を超える至福を味わえた。

 

 ごはんが不要なほど美味だから、すっかりご飯の存在をわすれていた。3切れ目をたべたところで気が付き、ご飯も一緒に食べてもうまい。だけどご飯なしで注文しても構わないほどこのロースにやられている。

 

味変として、

  • 岩塩
  • ブラックペッパー
  • 辛口ソース

を試したがイマイチの変化だった。全部なにもつけずに食べれば良かったと後悔した。

しかし何もなしが一番美味しさを感じるのは、高レベルな肉の証といえるだろう。

 

選べるお味噌汁も味が染みる

とん太は定食を頼むとお味噌汁が

  1. わかめ
  2. しじみ
  3. 豚汁

の三種類から選べる珍しいシステム。わかめ味噌汁は普通だし、豚汁はトンカツ屋の定番で飽きていたので、なかなかお目にかかれない、しじみを選んだ。

 そしてこれが味がとても良い。有名定食屋さんで評判になるレベルの味。しじみの身から出た旨味がトンカツのとろけ具合で浮かれた、僕の舌を落ち着かせてくれる感じ。

とんかつ屋でお味噌汁が美味しいと記憶に残ったのは初めてだった。

 

並んででも1回は行ったほうがいい

高田馬場 とん太

高田馬場 とん太

トンカツが食パンを吸い込む感覚を味わえる、高田馬場ナンバー1候補にふさわしい上級感。そして選べるお味噌汁は私的トンカツ屋で間違いなくナンバー1。

確かに並びはきついし、休日も多いけど、トンカツ好きならとん太は食べておかないといけないね。

 

 

 

 

 

 

 

 

【はやし田】間違いなく池袋上品ラーメンの代表だ

 

池袋 はやし田
■2022年3月20日
東京都豊島区東池袋1-40-10 川又ビル1F

■85点 味玉つけ麺 950円

 

 

 2018年池袋出店したばかりの頃一度行ったきりしばらく足を運んでいなかった。その時はなにげなく入ったオープンしたばかりの当店で「ノドグロラーメン」がメニューにあり
「そんなラーメンがあるんだ」
と浮かれていたのをおもいだす。
 
 三連休の真ん中テンション浮かれ気味の日曜の夕飯、当初は池袋のお気に入り花田、鬼シビを食べようとしていたが、行ってみると並びがきつく諦めてぶらついた先のはやし田だった。
 
 しばらく行ってなかったとはいえ、ネットのラーメンランキングで上位にあったり、食べログの評価も3.5と高評価で気になってはいた。蔓延防止による20時閉店ギリギリに滑り込み、食券の前に立つ。マイブームのまぜそばは売り切れていたので、つけ麺味玉にした。前回時に普通のラーメンだったからつけ麺を試したかったのだ。
 
 店内8割の入りで閉店後も自分がいる間に8人ほど来店が断られるくらいの人気ぶり。こ気味のいい対応のお兄さんがカウンター席に案内してくれる。寿司屋のカウンターにいるような和の強い木を使った内装に落ち着く。卓上の張り紙にまぜそばの食べ方が書いてあり、ぜひとも食べてみたいと思いつつ待つ。
 
 

上品さが漂うラーメンは珍しい

池袋はやし田のつけ麺

池袋はやし田のつけ麺
 着丼すると、まず見た目が上品でハッとした。デザインも柄もまったくない白の器に無駄のない盛り付け。つけ麺のスープは澄んだいろのした醤油淡麗が透き通る見た目の良さだった。見た目だけで楽しませるラーメン屋は初めてだった。
 
 一口目でやはり驚く、上品なんだこのラーメン。いい食事をしている感覚というか、グルメ通になった気になれてイキってしまう感じ。つけ麺だけど太すぎず丁度いい重さの麺、見た目よりも奥深い味で、しょっぱすぎず濃すぎない透き通るスープ、カモの肉を絶妙な薄さに裁いたチャーシュー。どれもが上品で素材が艶びている。味玉も黄身の半熟具合が好きな加減に作られていて、完璧な構成だと思った。
 
 

ラーメン自分史に「はやし田」の1ページが

 閉店後のバタバタした空気の中、最後に割りスープを飲んで終了。食べ終わる前から早めにリピートしようと決めていた。池袋ラーメン通なのに完全に見落としていたなと悔いたほどの、上質なラーメンだったことを知った。
 
 これまでミシュランやビブグルマンに掲載されたラーメン屋も数多く訪問し、どれも上品さが備わっていた。しかし上品さで競うならはやし田が一番だ。洗練された店内と、完成された上品なラーメンの姿と味。それは「はやし田」というジャンルが存在するかのような頭一つ抜けた存在だ。
 
 時おかずして再訪して「まぜそば」を食べることになるだろう。はやし田の実力を知るのが遅かった。。。やはりまだまだ自分のラーメン歴は距離も目利きも発展途上だ。
 
 
 

池袋【志奈そば 田なか】店名の印象からは正反対の高級料理系ラーメン

 
志奈そば 田なか https://twitter.com/yuki19800428
■2022年3月29日
東京都豊島区東池袋2-19-2 第2八千代マンション 102
■総合点:85点 
■特製煮干トリュフそば+追い肉飯 1080円+200円
 
その店は十年前から名前はよく知っていた。
ラーメンランキング池袋で検索すると何度となく目についていた。しかし池袋駅東池袋駅から遠い立地と、言ってはいけないが名前の印象からして「しょぼいラーメン屋」だと思っていたからだ(あくまでも個人的に)
 
 「志奈そば田なか」に初めて行くことにしたのはお店近くの豊島郵便局に郵便引き取りの用ができたからだ。会社定時帰りにゆうゆう窓口のおじさんから郵便物を受け取ると、スマホナビを片手に歩いていくと5分ほどでついた。
 

お店の外見からして違う

 店の前まで行くと、店の門構えが良いと思った。黒を基調としたデザインでシックさがあるだけでなく、オススメメニューや食べログ500の看板の見せ方が上手で、高いレベルのラーメン屋だと感じる雰囲気がでていた。入口を開けて入ると席はカウンター席のみで9割埋まっており、入口すぐのところにある券売機にあり、予想では直接注文だったので少し驚いた。
 ラーメンは大きく分けて三種類あり、
・トリュフラーメン
・濃厚煮干しラーメン
・濃厚煮干しつけ麺
があった。
 
一番人気だとメニュー写真に書かれていた「特製煮干トリュフそば」を選ぶ。

特製煮干トリュフそば

特製煮干トリュフそば
 入口から見て右端のカウンター席に座ることができゆったりと席で待てた。カウンターのトリュフラーメンの食べ方を示した案内ポップをみながら待っていると着丼。ぱっと見た瞬間「こんな上品なラーメンだったのか」と思った。
 
 そのラーメンの面構えはビブグルマンやミシュランに乗っているラーメンたちと似た雰囲気を漂わせていた。スープの艶り方、中央のネギとトリュフの佇まい、4枚のチャーシューの沈み方。計算つくされた具材の盛り合わせは風景画を鑑賞しているようだった。
 

 フランス料理を嗜む感覚のラーメン

 案内ポップどおりまずスープだけを飲む。上品で濃すぎないけどしっかりと味わいのスープで最初から夢中にさせられる。もうこれだけで他の具材もすべて間違いない美味しさだとわかる。鴨チャーシューもスッキリした肉質でスープにとてもあっている。メンマも食べやすい歯ごたえで、うずら卵が入っているのも嬉しい。煮玉子は普段はすることがないのに一口で一気に食べた。濃厚さと半熟具合と味付けがラーメン系煮玉子最高レベルだ。
 
 そして主役の麺は細麺で、この上級なスープを始めとした具材にとても馴染んでいる。麺に太さはいらないと言うような細身に旨味をしたらせた麺は、ラーメンマニアが唸るに違いない。そしてトリュフを溶かしてさらに味を増したそれは、もう高級料理店に来ていると錯覚を起こすほどだった。

追い肉飯

追い肉飯
 最後まで食べるのが止まらない、隙のない、クオリティを完食。少し小腹が空いてたので、卓上のポップでオススメしている「追い肉飯」を注文。写真よりも量が少ない感じがする、茶碗小盛りほどの肉飯を残りスープに入れて、お茶漬け的に食べる。んーこれはイマイチで頼まなくても良かった。サイコロほどの肉も黒海苔もそこまでスープにハマってないように思えた。
 
 店名で誤解したまま生きていかなくてよかった。出会うことが出来てよかった高級ラーメン。もっと早くに出会っていたら自分のラーメン道はかなり変わっていただろう。池袋上品系ラーメンでもトップクラスで、同じく東池袋の「はやし田」と並ぶ、女性を自身をもって案内できるラーメン店だ。