食べにゃんのグルメ日記

東京でグルメ巡りしてますにゃ

【はやし田】間違いなく池袋上品ラーメンの代表だ

 

池袋 はやし田
■2022年3月20日
東京都豊島区東池袋1-40-10 川又ビル1F

■85点 味玉つけ麺 950円

 

 

 2018年池袋出店したばかりの頃一度行ったきりしばらく足を運んでいなかった。その時はなにげなく入ったオープンしたばかりの当店で「ノドグロラーメン」がメニューにあり
「そんなラーメンがあるんだ」
と浮かれていたのをおもいだす。
 
 三連休の真ん中テンション浮かれ気味の日曜の夕飯、当初は池袋のお気に入り花田、鬼シビを食べようとしていたが、行ってみると並びがきつく諦めてぶらついた先のはやし田だった。
 
 しばらく行ってなかったとはいえ、ネットのラーメンランキングで上位にあったり、食べログの評価も3.5と高評価で気になってはいた。蔓延防止による20時閉店ギリギリに滑り込み、食券の前に立つ。マイブームのまぜそばは売り切れていたので、つけ麺味玉にした。前回時に普通のラーメンだったからつけ麺を試したかったのだ。
 
 店内8割の入りで閉店後も自分がいる間に8人ほど来店が断られるくらいの人気ぶり。こ気味のいい対応のお兄さんがカウンター席に案内してくれる。寿司屋のカウンターにいるような和の強い木を使った内装に落ち着く。卓上の張り紙にまぜそばの食べ方が書いてあり、ぜひとも食べてみたいと思いつつ待つ。
 
 

上品さが漂うラーメンは珍しい

池袋はやし田のつけ麺

池袋はやし田のつけ麺
 着丼すると、まず見た目が上品でハッとした。デザインも柄もまったくない白の器に無駄のない盛り付け。つけ麺のスープは澄んだいろのした醤油淡麗が透き通る見た目の良さだった。見た目だけで楽しませるラーメン屋は初めてだった。
 
 一口目でやはり驚く、上品なんだこのラーメン。いい食事をしている感覚というか、グルメ通になった気になれてイキってしまう感じ。つけ麺だけど太すぎず丁度いい重さの麺、見た目よりも奥深い味で、しょっぱすぎず濃すぎない透き通るスープ、カモの肉を絶妙な薄さに裁いたチャーシュー。どれもが上品で素材が艶びている。味玉も黄身の半熟具合が好きな加減に作られていて、完璧な構成だと思った。
 
 

ラーメン自分史に「はやし田」の1ページが

 閉店後のバタバタした空気の中、最後に割りスープを飲んで終了。食べ終わる前から早めにリピートしようと決めていた。池袋ラーメン通なのに完全に見落としていたなと悔いたほどの、上質なラーメンだったことを知った。
 
 これまでミシュランやビブグルマンに掲載されたラーメン屋も数多く訪問し、どれも上品さが備わっていた。しかし上品さで競うならはやし田が一番だ。洗練された店内と、完成された上品なラーメンの姿と味。それは「はやし田」というジャンルが存在するかのような頭一つ抜けた存在だ。
 
 時おかずして再訪して「まぜそば」を食べることになるだろう。はやし田の実力を知るのが遅かった。。。やはりまだまだ自分のラーメン歴は距離も目利きも発展途上だ。